
って疑問を持たれている一般人(非オタ)の方も結構いるのではないでしょうか。
確かに一般社会においては中々理解してもらえる趣味ではないですよね。

良かった点
テレビに出るようなアイドルに認知してもらえる
アイドルオタクの醍醐味の1つと言えば「握手会」「チェキ会」です。これらを通じてアイドルとのコミュニケーションをとることができます。
最初の方こそ、自己紹介やら「ライブ楽しかったよ~」などの定型文的な会話にしかならないかもしれませんが、足しげく通っているうちに、次第にアイドル側から名前を憶えてもらったり、プライベートなことまでも知ってもらえるような関係になることもあります。
これをオタク用語で「認知」と言いますが、まさにアイドルに認知をしてもらえるということです。
認知自体に興味がない人も中にはいますが、大半のオタクはアイドルに認知を貰えるとやはり嬉しいものです。
特にメジャー級に有名なアイドルからの認知だとなおさらです。
テレビに出ているアイドルだとAKB48を始め、モーニング娘。や乃木坂46なども握手会を行っていますので、十分に認知を貰える可能性はあります。(規模が大きいので、認知を貰えるまでは時間がかかるかもしれませんが)
一方で、今はアイドル活動をしていませんが、元BiS・元BILLIE IDLEのファーストサマーウイカや、元Rev. from DVLの橋本環奈、元アイドリング!!!の朝日奈央など、今やすっかり有名になった女優・タレントも昔はアイドルをやっており、彼女たちから認知を貰っているというオタクも少なくありません。
これからオタクを始めようとしている人も、今応援しているアイドルがいずれ全国的に有名になって、「俺あのアイドルから認知あるんだぜ…」なんて言える日が来ると想像すれば、楽しみが1つ増えるのではないでしょうか。
全国いろんな場所にいける
アイドルオタクの楽しみの1つが「遠征」です。
普段は拠点となる地域(東京のアイドルであれば東京、大阪のアイドルであれば大阪)でのライブがメインになりますが、まれに遠征という形で地方に行くこともあります。
遠征先は推しているグループによっても違うと思いますが、これに帯同することで全国各地に行くことも可能です。
他にも地方で活動しているアイドルを応援しに遠征をするようなこともあるでしょう。
遠征をすることのメリットとしては
遠征のメリット
- 地方の美味しいものが食べられる
- 地方観光
- 単純にオタク仲間との旅行が楽しい
あとこれは遠征歴が長くなればなるほどそうだと思うのですが、アクセスが悪ければ悪いほど、遠征の楽しみというのが増します。
私の遠征歴で楽しかった思い出をあげるとするならば、やはり北海道や沖縄や海外などの飛行機を使わないといけないような場所はすごく思い出に残っていますね。
余談ですが、遠征猛者の中には「東名阪は遠征じゃない」「東名阪ならコンビニに行くぐらいの感覚」などと言う人もいます。
都内の地理にやたら詳しくなる
もともと東京在住の人には該当しないかもしれませんが、地方住みのくせにやたらと都内の地理に詳しくなることができます。
今でこそ「ロコドル」と呼ばれる地方に密着したアイドルも増えましたが、それでもアイドルという業界の中心はやはり東京です。
TIFや@jamなどの大型のアイドルフェスも基本的には関東で開催されますし、地方で活躍しているアイドルも遅かれ早かれ東京での活動を増やします。
その為、地方在住のアイドルオタクも必然的に東京に行く回数が増えますし、下手したら東京出張が多い地方のサラリーマンよりも東京に行く回数が多いということもあります。
アイドルオタクを割りとガチでやっていて東京に行ったことがないという人は恐らくいないんじゃないでしょうか。
東京でよくアイドルイベントある場所というと、秋葉原・渋谷・新宿・池袋・お台場…などが挙げられますが、ここらへんに関して言えば、「電車の乗り換えアプリを使わなくてもいける」「駅の構造も熟知している」というオタクも多いです。
特に地方住みで新宿駅構内を熟知していると言ったら、少し自慢できると思います。都内の人でも迷う人がいるくらいですし。
幅広い人脈がつくれる
アイドルオタクの最高のメリットが「人脈が広がる」というところだと思っています。
しかも、普通に会社に行ってるだけでは作られないような人脈ばかりです。
例えば私が10年間のオタクの中で知り合った人ですが
- 学生(中学生~大学生)
- 経営者
- ニート
- コンサルタント
- デザイナー
- 大学教授
- フリーター
- FXトレーダー
- アダルト業界関係者
- パティシエ
- アパレル店員
- アイドルプロデューサー
ほんの一部ですが、こんな感じです。
オタクをやっていなければこんなに色んな職種の人に出会うこともなかったと思います。
それに年齢層も本当に幅広いです。
ひと昔のアイドル現場でいえば「おじさんの社交場」と言われるような年代が高めのオタクが多かったですが、昨今のアイドル現場は若い人も増えており、なんなら女性人口も増えています。
アイドルオタクをやってきて形に残ったものって、ぶっちゃけそんなに多くはないかもしれませんが、唯一この人脈だけは大きな財産かもしれませんね。
もしかしたらアイドルと付き合える
上述の通り、今では握手会等を通じてアイドルとの距離感もぐっと近づくこともできます。
特に毎週アイドル現場に通うようになれば、プライベートの友人よりもアイドルと過ごす時間が多くなります。そうすると、若い男女であれば恋に落ちるということも非常に納得のできる話であります。
実際にアイドルとオタクが付き合った(繋がった)という事例も少なくなく、毎月のようにどこかのアイドルがオタクと繋がって辞めたというニュースも聞きます。
以前、「アイドルと付き合う方法」という記事も書かせていただいていますので、もしよかったらそちらの記事も読んでみてください。
-
-
【体験談】アイドルと繋がるには。アイドルと付き合う方法を紹介。
続きを見る
運動不足解消になる
アイドルのライブに行ったことない人だと、なかなかイメージがつきにくいかもしれませんが、アイドル現場には「フリコピ」をはじめとして、「モッシュ」「リフト」「サーフ」「推しジャン」「サークル」等もよく見られ、とにかく体を動かすことが多いです。
ライブが終わって汗だくになった、なんて光景もよく見ます。
ライブ時間としては短いもので2,30分のものもありますが、長ければ2時間に及ぶものもあります。こういった激しい運動を毎週のように続けていれば、必然的に運動不足の解消にもなります。
特に大型のフェスのようなイベントになれば、1日中動き続けるなんてこともあります。
最近、少し運動不足になりつつあるなぁ、なんて人にはとてもおすすめします。
悪かった点
お金が貯まらない
アイドルオタクはとにかくお金がかかります。
アイドルとの握手会はだいたい1回1,000円。ライブはピンキリですが、平均すれば1回のライブで3,000~5,000円はかかります。
こんなのを毎週のようにしていると当然、お金は全くといっていいほど貯まりません。
実際に私も10年間オタクをしていましたが、貯金なんてほとんどできていませんでした。
中には借金をしながらオタクをしている、なんて人もいました。(私はそこまではいきませんでしたが…笑)
これはオタク全般に言えることだと思うのですが、金銭感覚は本当に狂います。
とはいえ、アイドル現場に無作為に通うのではなく上手に取捨選択をすれば、最近ではお金のかからない無銭イベントも多く開催されています。
他にも、「新規無料握手会」「新規無料チェキ撮影」などの新規特典なんかをやっているアイドルも多数あります。
こういった無料イベントや特典を上手に活用すれば、多額のお金を使うことなく、アイドル現場を楽しむこともできます。
プライベートな人付き合いが少なくなる
趣味がアイドルになってしまうと、どうしてもアイドル中心の生活になってしまいます。
仕事が早めに終われば夕方からアイドルのライブに行く、土日は両方ともアイドル現場で過ごす。
当然こんなことを続けていれば、家族やプライベートでの友人と過ごす時間は少なくなります。
多くのアイドルオタクにいえることだと思うのですが、オタクをするようになってからプライベートな付き合いがほとんどなくなったという人も多いのではないでしょうか。
仕事がおろそかになる
繰り返しになりますが、オタクになると生活全てがアイドル中心になります。
そのため、社会人であれば、残業を放り出してアイドルのイベントに顔を出したり、休日出勤を拒否してアイドル現場に行ったり。
このように仕事に支障が出るような人もいます。
これが定時内で仕事を終わらせるようにしたり、土日まで仕事を持ち込まないように努力をする方向に働ければいいのですが、必ずしもそうとはいかないと思います。
また、土日に遠征をして、帰りに夜行バスなんかを使ってそのまま出社というケースもよくあります。
夜行バスでぐっすり眠れる人であれば問題ないかもしれませんが、ほとんどの人は十分な睡眠をとることが出来ません。
この状態だと当然仕事のパフォーマンスにも影響が出てくると言えるでしょう。
SNSに張り付きがちになる
アイドルの情報はSNSで告知されることが多いです。
なのでアイドルオタクにとってSNSは必須ツールです。特にいち早く情報を得たい人にとっては四六時中SNSに張り付いている必要があります。
他にもアイドル自身がSNSをやっていることもあります。
そして中にはアイドルの投稿全てに反応するような忠誠心の高いオタクもいます。
そういう人であれば、必ずアイドルの投稿の通知設定をしているので、仕事中だろうがなんだろうがその通知を受け取ります。当然集中力を欠くことにもなります。
最後に
いかがでしたでしょうか。
このようにアイドルオタクにもメリット・デメリットがあります。
特に人脈なんかは普通に生活しているだけでは絶対に得られない最大のメリットだと思っています。
一方でアイドルオタク最大のデメリットはお金が貯まらないところです。ですが、これに関しては上述の通り上手に選べば解決できるものでもあります。
まあ結局なにごとも「ほどほど」ということになるのかもしれませんね。
以上、これからアイドルオタクを始める人にも是非参考にしてもらえればと思います。