昨今のアイドル業界は『握手会』が日常的に行われていて、その価格も1回1000円程度なので、とても気軽にアイドルと『会話』をすることが出来ます。
この『握手会』でアイドルとファンの距離感が近くなっているのは、別にアイドルに興味がない方でもご承知ですよね。
ひと昔前だとファンレターやネットのファン投稿でしか発信できなかったものが、今では直接会って言葉を伝えることができるおかげで、ある種『友達のような感覚』で接することができます。
実際に僕も約10年間アイドルオタクをしてきて、さまざまなアイドル(多分数百人?笑)と話しをしてきました。
そんな中で同時にファン側の方も見てきましたが、『友達感覚』を履き違えていて「あ~この人絶対アイドルに嫌われてるだろうな~」っていう人がたくさん居ました。(当然その逆もありますよ!)
そこで、今回は【アイドルに好かれるオタク、嫌われるオタク】について書いていきたいと思います。
※実際にアイドルが公言しているもの、知り合いでアイドルになられた方の意見、自分の主観等です。
アイドルに好かれるオタク
お金を使うオタク
まあ当然と言えば当然ですよね。笑
ですが、アイドルオタク用語の中に『無銭がっつき』という言葉があるぐらい、お金を払わずアイドルに無銭(お金を払わず)でコミュニケーションをとろうとする人もたくさんいます。
別に『お金を大量に使え!』っていうわけではなく、ルールに則って適度に使うぐらいでいいと思います。逆に借金してまでお金を落とすとアイドルから心配もされかねないですからね。
ちなみに後述する嫌われるオタクの方々のおかげで『普通』でいることが意外と一番アイドルに好かれたりもします。
新規に優しいオタク
規模が大きいメジャーな地上現場ではあまりないかもしれませんが、地下アイドル現場ではオタク母数が少ない為、新規のお客さんは非常に貴重です。アイドル側からしてみても新規獲得の為にいつも以上の良対応をします。ライブ中に目線をあげたり、握手会では必要以上に顔を近づけたり。
前からいるオタクの中にはこれを良しとしない人もいます。まあ嫉妬ですよね。
新規に強く当たったり、古参自慢(笑)をしたり、中にはアイドル側に「あいつには目線あげるけど、俺にはくれないよね」等と文句を言う人も実際にいます。
逆に新規に優しく声をかけてくれて、ファン層拡大を間接的に協力している人はオタク側からしても本当に有難い存在です。誰でも最初は新規ですからね。
ライブのセトリ、レポをあげてくれるオタク
ライブレポを細かく上げてくれる人はアイドルにとっても宣伝になるし、ライブに足を運べていないファンにとっても現場を共有できるので非常に重宝されます。
ひとつだけ注意をさせていただくなら、ライブ中盛り上がっている中でステージを見ずにスマホのメモ機能等でレポってる人は周囲から良い印象は持たれない可能性があるので気を付けましょう。大変かもしれないけどレポはライブが終った直後に書き起こすか、曲の転換時ぐらいにしましょう。
ライブを盛り上げてくれるオタク
これも地下アイドル現場の方があるあるかもしれませんが、対バンライブとかで自陣のオタクが数人しかいないという状況があります。
そんな中で、他界隈を巻き込んでライブを盛り上げる人はアイドル側からしても本当に頼もしい存在です。
とは言うもののこれも一つだけ注意点があります。『盛り上げ』を『ライブを荒らす』と勘違いしている人が中にいるので、気を付けましょう。
『推しジャン』『リフト』『モッシュ』なんかは個人的に容認派なんですけど、それ以外のよく見る荒らし奇行としては
- サイリウムを投げる
- 服を脱ぐ(半裸、全裸)
- 器物破損
大体こういうのってすぐにTwitterで情報拡散されて、『あの現場荒れるんだ…』っていう風評被害につながって、アイドル側からしてもいい迷惑ですよね。
あと別にオタクの中心になってライブを盛り上げろ!って言ってる訳ではなく、笑顔でステージ見て音楽に酔いしれているだけでいいんです。
若いイケメンオタク
最強部族。
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アイドルに嫌われるオタク
DDなオタク
DDとは『誰でも大好き』の略です。要するに推しがたくさんいるということ。
これはアイドル側としても賛否両論あると思うのですが、僕の今まで見てきたアイドルの統計上、アイドルは独占欲高い人が多いです。もちろん全員じゃないですよ(;'∀')
とは言うものの、自分が一番じゃなきゃ嫌!っていうアイドルが一定数いるので、DDは嫌われるオタクとして挙げました。
実際に意外とアイドルって自分のファンのツイッターとか結構見ていて『昨日〇〇ちゃんにリプ送ってたよね』『プロフィール欄から私の名前消えてたんだけど』とか結構言ってきます!!
ちなみに僕は予防策としてプロフィール欄には推しメンの名前を書かないようにしたり、アイコンを推しメン画像にしないようにしています(;'∀')
無銭がっつきオタク
好かれるオタクのところでも少し触れましたが、特に地下アイドルだと物販中のアイドルの周辺におまいつ(=常連客)が溜まって、新規のお客さんが近寄りがたい雰囲気があるんですよね。
アイドル側からしてみても、新規のお客さんが物販に来れない=売上が伸びないということになり、間接的に経済的なダメージを与えていることになりかねません。
地下アイドル現場だと握手会のような流れ作業的な接触イベントではなく、アイドルが手売りをしている物販スタイルなので、後ろにお客さんがいないと永遠とお喋りしようと思えばできてしまいます。
その為、無意識のうちに『無銭がっつき』になってしまう可能性もあるので、気を付けましょう(>_<)
説教系オタク
これは個人的に全く理解ができないのですが、どこの現場に行っても一定数絶対いますね。
説教系オタクとは
説教系オタクとは
- プロデューサー目線でアイドルにライブのダメ出しをする
- セットリストに関して評論家気取りでのダメ出しをする
- イベントの組み方に文句をひたすら言う(これじゃ売れないよ等)
アイドルじゃなくても、オタク側の僕からしても個人的に苦手な人たちです。
まあ、セットリストに関してはアイドルに「今度あの曲やってよ!!」などとは言いますが、説教系オタクの方々は「こういうライブだったら最初に〇〇をやって、締めは△△にした方が売れる」等と正直アイドルに言ってもどうにもならないようなことを言って嫌われていきますね。
すぐ病むエアリプオタク
大体こういう人は『ガチ恋(=ガチでアイドルに恋してる)』の人が多いです。
オタクはすぐ病む生き物です。程よい病みだったらいいかもしれないですが、度がいきすぎるとアイドルからも面倒くさがられる存在になってしまうので十分気を付けましょう。
僕も1回だけ『ガチ恋』は経験ありますが、ライブも純粋に楽しめないし、しんどいだけなので、これからオタクを始める方々には絶対ガチ恋オタクにはならないように気を付けてほしいです。
とは言うものの、こればっかりはコントロールできないと思うので、せめてアイドルの目の見えるところで病んだりするのは避けるようにしましょう。
体臭のひどいオタク
お風呂に入りましょう。
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最後に
この記事を書いていて気付いたのですが、「好かれるオタク」よりも「嫌われるオタク」を書いているときの方がスラスラと執筆が進みました。笑
あと記事中にも書きましたが、意外と『普通』でいることが一番アイドルから好かれたりもします。まあ普通でいることが逆に難しいですけどね。。。