毎月米国株への入金を続けているけど、ここ最近は少し加熱しすぎな気がする。明らかな楽観ムードと割高感。手持ち資産が増えているのはいいけど、今は少しずつ現金比率を高めていく方が吉かも。
NY株、連日の最高値 267ドル高、米中合意好感(共同通信) - Yahoo!ニュース https://t.co/aAysDnaC9t
— 凪@元ドルヲタブロガー (@blog_nagi) January 17, 2020
ダウ工業30種平均やS&P500指数がいずれも過去最高値を更新し続けています。年初こそ米イランの確執の影響を受けて短期的には値を下げていたものの、米中貿易交渉の合意やイラン情勢も少しずつ緊張感が薄まってきて連日続伸しています。
では長期投資家として今後の投資スタンスをどうすればいいのか。
基本的には「継続投資」を続けていこうとは考えていますが、その上で個人的なポイントとしては「現金比率」というように考えています。
リーマンショック以降、大きな暴落局面が来ていない
以下、1985年以降のS&P500の推移です。
直近を見ると驚異的な上昇トレンドで成長をしていることが分かります。特にリーマンショック以降の安値からは5倍近く上昇しています。このことからも最近のアメリカ経済の好調さが伺えると思います。
一方で2008年のリーマンショック以降では2018年末のクリスマスショック一時的な下降はあったものの、大きな暴落局面が来ていません。
一般に景気は循環しており、およそ10年の周期で大きな下落相場がくると言われています。上記のグラフだと2001年のITバブル、2008年でリーマンショックで大きく値を下げています。
そんなこともあり、今の上昇トレンドは少々加熱気味なのかなとも思います。
とはいえ、多くの投資家が以前から2019年中に必ず景気暴落がくると予想をしていましたが、蓋を開けてみたら、2019年の1年間でS&P500は30%近いリターンをあげていますし、結局のところ暴落の予想は誰にもできないということも言えます。
現金比率を高めていく理由
正しい暴落予想はできないにしてもリスクに備えることはできます。そこでリスク回避方法として考えているのが、いずれ来るかもしれない暴落局面に備えて現金比率を少しずつ高めていこうということです。
とはいえ、別に自分の投資方針を大きく変えるつもりはなく、基本的には毎月積み立てていく長期投資を継続していくつもりです。
ですが、今はどうしても割高感を感じてしまうのが正直なところ。
その為、毎月入金している金額を少し減らして現金資産に回す金額を増やしていこうと思っています。
以下が僕の資産比率ですが、見て分かる通り、今はほとんど株式資産(赤)です。これでは世界経済が暴落したら直にダメージも受けますし、暴落時に資産を購入したくても現金資産が少なく、なかなか手が出ないということになります。
目標としては今が現金比率10%程度なので、30%程度までは増やしていこうと思っています。
最後に
アメリカ経済が絶好調で楽観ムードが漂っていますが、そういうときこそ慎重に状況を見て投資方針を見直していくのが大事です。
各々独自の投資方針があると思いますが、いずれにしても、最善説ではなく常に最悪説を考えてリスクが来たときに十分に対応ができるように準備をすることが重要と思います。
以下、僕の投資方針まとめです。
チェックリスト
- 基本的には毎月積み立て投資を継続
- 一方で現金比率を高める準備をする
- 既に保有している資産はバイアンドホールド