節約術

節約には固定費の削減がおすすめ|見直すべき5つのポイント

2020-01-21

この記事では「固定費の削減」と「見直すべき5つのポイント」という内容についてご紹介します。

なかなか貯金ができない!という人もいるかと思います。

実際に私も少し前までは全く貯金のできない人でした。しかし、少しの工夫で毎月コンスタントに貯金ができるまでに成長をしました。

そこで今回は節約をする際に見直した方がいいポイントについて書きます。

 

例えばこんな支出を見たらどう思いますか

Aさんという人がいたとします。収入は手取りで20万円程度としましょう。

Aさんのある月の支出はこんな感じです。

Aさんの1ヶ月の支出

家賃:60,000円

光熱費:10,000円

保険代:15,000円

通信費:15,000円

食費:30,000円

外食費:10,000円

車維持費:10,000円(※)

服飾費:20,000円

娯楽費:20,000円

ネットサービス月額費:10,000円

※車維持費には車検代、自賠責を月割りしたものも含む

Aさんの手取り給与が20万円なのに対して、月の支出が20万円なので当然貯金は全く出来ていません。

では、このような支出を見た場合、みなさんはどこから削りますか。

 

「変動費」の節約はコスパが悪い!

テレビで節約に関するテレビを見ていると、恐らく以下のようなものを削ると考える人が多いと思います。

  • 光熱費
  • 食費
  • 外食費
  • 服飾費
  • 娯楽費

テレビなんかを見ていると、使わない家電のコンセントを抜いて電気代を節約したり、食材の安いスーパーを買い回りしたり、外食(コンビニ弁当)を控えて手作り弁当にしたり、同じ服をずっと使って新しい服を買うのを我慢したり……っていう節約術を良く見ますよね。

ですが、これらの「変動費の節約」っていうのはあまり費用対効果(コストパフォーマンス)が良くありません。(もちろん浪費気味な場合は見直す必要はありますが)

例えば、しばらく使わない家電のコンセントを抜いていたとしても月の削減金額っていうのは恐らく数十~百円レベルでしょう。

食材の安いスーパーをはしごしても、こちらも節約できる金額は数十円レベルになると思いますし、スーパーを回る「時間」の浪費があります。

テレビで紹介される節約術というのは、どうしても「テレビ映え」するものばかりを取り上げられていて、実際の節約効果に関しては乏しいものばかりです。

ココがダメ

 変動費の節約はコスパが悪い!

 

節約の第一歩は「固定費」の見直しから!

ではAさんの場合どこから削るべきなのでしょうか。

多くの倹約家が節約の重要なポイントとして考えているのが「固定費」の節約です。

Aさんの支出の場合だと以下のものがあります。

  • 家賃
  • 保険代
  • 通信費
  • 車維持費
  • ネットサービス月額費

先ほどの「変動費」と違い、こちらは毎月定額のお金が出ていく「固定費」です。

それぞれの固定費の詳しい節約方法については、後で説明をしますが、今まで月々11万円かかっていたこの固定費を、仮に3万円でも削ることが出来たら、年間にして36万円も節約することが出来ます。

もし手取り収入を36万円あげようとしたら、税金等を考慮すると額面ベースで年40万円以上増やす必要があります。

さらに、この「固定費の見直し」には下記のようなメリットがあります。

  • 一度見直してしまえば、後は自動的に節約できる

固定費の見直しには設定の変更や契約の見直し等、最初の手間こそ面倒くさいというデメリットがあるものの、一度見直しが出来てしまえば、後は自動的に節約ができます。

例えば、Aさんの固定費の見直しに数日かかってしまったとしても、そこから半永久的にその節約効果が続くと考えれば、コストパフォーマンスはものすごい高いものになります。

ココがおすすめ

 固定費の節約はコスパ最強!

 

おすすめの固定費見直し5つのポイント

家賃の見直し(おすすめ度:★★★★☆)

まずは固定費の中でも一番大きな割合を占めている家賃(住宅費)の見直しが最優先です。

仮にAさんのように月々の家賃が6万円のアパートに住んでいる場合、4万円のアパートに引っ越すことが出来たら、年間にして24万円の節約効果が出ます。

恐らくこの見直しをする際の懸念点として「引っ越し代がかかってしまう!」というのがあるかもしれませんが、数ヶ月程度でペイできます。

家族構成や独身かどうかでも相場は変わってきますが、例えば引っ越し代が8万円かかったします。この場合でも上記の月々2万円の節約が出来るのであれば、4ヶ月で元が取れて、5ヶ月目以降でメリットに転じます。

大事なのは、目の前の小さな損失に目を向けるのではなく、その先の大きな利益に目を向けることです。

他にも家賃見直しの際の選択肢としては、以下のようなものがあります。

  • 実家に住む(最強)
  • 寮に住む
  • 社宅に住む

とはいえ、住居に関しては、「広い家に住むのが何より幸せだ」とか「絶対に一人暮らしがいい!」「通勤時間の削減を重要視しているから引っ越さない!」という人もいると思うので、おすすめ度としては4点を付けました。

 

スマホ料金の見直し(おすすめ度:★★★★★)

みなさんスマホ料金は月々いくらぐらい払っていますか。

大手キャリア(docomo・au・softbank)を使用している人であれば、1万円以上払っている人も多いのではないでしょうか。

これを「格安SIM」に乗り換えることで月々2,000~5,000円程度の金額に抑えることができます。

格安SIMとは、自社の回線を持っておらず、大手キャリアが持っている回線を借りている為、大手キャリアと比べて安い金額で利用することができる通信サービスです。

金額面ではメリットはあるものの、もちろんデメリットもあります。

格安SIMのデメリット

  • 大手キャリアに比べて通信速度が遅い
  • 実店舗が少ない
  • キャリアメール(@docomo…、@ezweb…、@softbank…)が使えない
  • 通話料金が高い

とはいえ、そこまで致命的なデメリットというものは少ないです。

どうしても大手キャリアに比べると通信速度は遅いですが、大多数の人が「そこまで気にならない」といいます。

又、全てネット上の申し込みで完結できるので実店舗の少なさもそこまでデメリットとは言えませんし、キャリアメールについてもgmailやYahoo!メール等の代替サービスもあります。

通話料金についても今であればLINEの無料通話を使えばそこまで、気にすることはないと思います。

なので、おすすめ度としては最高得点の5点です。

 

保険の見直し(おすすめ度:★★★☆☆)

保険というと以下のようなものがあります。

  • 自動車保険
  • 個人年金保険
  • 生命保険
  • 医療保険
  • 住宅保険

今現時点で車保険が高いなと感じている人がいたら、もしかしたら大手の保険会社で契約をしている可能性があります。

もしそうであれば、ネット型の保険に切り替えるだけでも月々数千円の節約効果が期待できます。

 

又、生命保険や医療保険で毎月多額(1万円以上)のお金を払っている人がいれば、おおいに見直す必要があります。

特にこれらの保険であれば、万が一病気やケガをしても、既に全国民が加入している国民健康保険の制度を使ってカバーができる可能性があるので、過剰な保険にお金を払っているという可能性があります。

 

住宅保険に関しても、不動産代理店で住居を決めた際に、そのまま成り行きで不動産屋さんがすすめてきた保険を選んでいる可能性があれば、必要以上にお金を払っている可能性があります。

不動産屋さんがすすめてくる保険というのは、大体提携している保険会社の保険をすすめてくるので、どうしても割高な保険になってしまう場合があります。

「不動産が提示してくる保険に入らなきゃいけないんじゃないの?」と疑問を持つ方もいるかもしれませんが、全くその必要はありません。

現に私も今アパートに住んでいるのですが、個人で選んだネットの安い保険に入っており、これによって年間1万円以上の節約が出来ています。

 

保険に関しては、個人・家族の考え方もあると思うので(特に医療保険・生命保険に関しては)、おすすめ度は3点です。

 

車の見直し(おすすめ度:★★★☆☆)

次は車の見直しです。

車にかかるお金はざっと以下のようなものがあります。

  • ガソリン代
  • 自賠責保険
  • 駐車場代
  • 車検代
  • 各種税金

乗っている車や使用頻度でも差は出てくると思いますが、年間の維持費でいうと数十万円かかります。その為、車を手放すという選択肢をとると、家賃を見直したぐらいのインパクトが得られます。

中には「住んでいるところが田舎で車がないと生活できない!」っていう人もいると思いますが、ある程度の交通網が整備された場所であれば、必ずしも車が必要ということにはなりませんし、月に数回乗るぐらいであれば、レンタカーやタクシーを利用した方が安くあがる可能性もあります。

又、車の代わりに原付に乗り換えるというのも維持費が一気に下がりますので、選択肢の一つとしてはいいのではないでしょうか。

ですが、やはり車がないと生活できないという方もいるとは思うので、おすすめ度としては3点です。

 

ローンの見直し(おすすめ度:★★★★★)

最後はローンの見直しです。最後は若干今までの「固定費」とはニュアンスが違うかもしれません。

ローンについて見直しというか、そもそもローンは組まない、ローンを組む前提の買い物はしない、ということが重要です。

あまり普段お金のことを考えていない人からすると、ローンを組んだ際の金利数%って大したことないと思うかもしれませんが、その金利というのは本来払う必要のないもの、「完全に無駄なお金」として第三者に支払うものです。

例えば、300万円の車を買う際に返済期間10年、金利3%という条件でローンを組んだ場合、総支払額は約350万円で50万円は完全に支払う必要がないお金です。

「多めのお金を払って時間を買っているんだ!」という人がいるかもしれませんが、逆にローンを組まずにそれを投資に回してローンと同じ金利で運用をした方が、人生という長いスパンで考えたときには、明らかに得をすることになります。「目先の利益ではなく、トータルの利益を考えろ」ということです。

 

また、このローンというのは、月々のキャッシュフローを悪くする原因にもなりますし、そもそもローンを組まないということが大切です。

「ローン」っていうと少し聞こえがよくなるかもしれないですが、言い方変えれば単なる「借金」です。

もしローン(借金)を組んでしまった場合には、一刻も早く全額返済することで少しでも無駄なお金を払わなくて済みます。

ローンの見直しについてはおすすめ度…というか絶対払ってはいけないものとして5点をつけています。

 

最後に

いかがでしたでしょうか。

テレビではセコセコとした変動費の節約に関しての特集が組まれることが多いですが、このように固定費を見直した方が節約という観点からはインパクトが大きく、また継続性があります。

みなさんも是非、固定費を見直して良き節約ライフを送ってください。

まとめです。

  • 節約の第一歩は固定費の見直しから!
  • 変動費の節約はコスパが悪い!
  • 特に大きな固定費の見直しから実行する!
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元アイドルオタクの初心者ブロガーです。アイドルオタクを引退してからの日常をゆる~く書いていきたいと思います。その他にも投資、節約勉強中です!

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